マクロビオティックこども合宿(健康学園)

第17回 マクロビオティックこども合宿
令和6年3月28~31日(木~日)3泊4日
 今回もこども合宿は、前回に引き続き、食養合宿(半断食)の要素を加えて、子どもたちも体質改善できるようなメニューを組み入れて開催します。20年以上食養指導をしてきて、子どもたちの体力・生命力が年々低下してきているのを感じています。楽しみながら生命力を高めていける、そんな合宿にしたいと思っています。
 さらに、毎春恒例になりつつある吉度ちはるさんにもお越しいただきます。ちはるさんは食養指導の経験も深く、さらには野草にも通じて、食養と野草の達人です。春の野草は、デトックスとともに、自律神経を安定させてくれます。春という季節を感じるのに野草は最高です。ちはるさんと野草に触れて、春を満喫したいと思います。

◎風呂は磯部温泉を予定 温泉は利用料(大人550円、小人330円)が別途かかります
◎部屋は相部屋(男女別)、子どもだけの参加は小学生以上から
◎大人だけの参加も大歓迎。子ども達は親以外の大人と触れ合うことで大きく成長し、大人も子どもから学ぶこと多いです。


ゲスト講師 吉度ちはるさん
吉度ちはる(食養&野草の伝道師)
オーガニック系書籍編集者。「よ・も・ぎ書店」店主。野草料理・食養料理講師。マクロビオティックインストラクター。笑いヨガリーダー。「鴨川自然王国」スタッフ。「土の宿かんべ」管理人。青山学院大学卒業後、主婦と生活社に入社。長男の重症アレルギーを機に同社を退職し、民間療法を渡り歩くなかで玄米菜食に出会う。出版社退職の10年後にフリー編集者となる。『美人のレシピ』(洋泉社)、『発酵道』(河出書房新社)、『一慧の穀菜食BOOK・手当て法』(宇宙法則研究会)、『若杉ばあちゃんのよもぎの力』、『中島デコのサステナブルライフ』(ともにパルコ出版)、『半農半Xの種を播く』(コモンズ)などの編集を手がける。自身の著書に、吉度日央里名義で『カラダにやさしい自然の手当て法』(パルコ出版)などがある。現在は、編集の仕事と並行して、陰陽五行をベースにした食養料理教室や手当て法講座、陰陽講座、五行講座などを国内外で行っている。

3月29日(金) ちはるさんワークショップ(野草摘み&野草料理&お話し)
1日だけの参加費用は7,000円(昼食夕食込み)午前または午後のみ各2,000円(昼食2,000円、夕食1,000円)
*合宿参加者は参加費に含まれています

1日目
2日目
3日目
4日目
スケジュールは変更になることもあります。自由時間もあります。
手の平と子育て
 手の平をずっと見つめていると手の平が温かくなってきます。ずっと、というのは人によって数分くらいであったり、数十分であったり様々であるのですが、ずっと手の平を見ていると赤みがさしてジンワリ温かくなってくるのです。
 人から見つめられると顔が赤くなる人は少なくありません。人はよく見られると血流がよくなるようにできているようなのです。人だけでなく、動物も植物も、よーく見られると何かが活性化するようです。
 子育てもそうです。子どもたちをよりよく見ることが子育ての「はじめ」であるような気がします。
 私を含めて子育て中の親は往々にしてまだ未熟ですから、子どもよりも自分(親)が優先になって、子どものことをよく見ず、言葉が先行すると、親子でぶつかる(対立)ことは珍しくありません。
 大人になるということは、視野が広くなり、行動に責任が伴ってくるということです。
 広い視野(陰性)と重責(陽性)を全うすることは中庸でなくてはできることではありません。子育てを通して私たちは中庸の学びをいただいていると言ってもいいのかもしれません。

共感を育む親子合宿
子どもも大人も人間は、仲間がいるという感覚が生きる力を強くします。くじけそうになったときも、同志がいるという想いは生きる力になって、人生をあきらめずに歩んでいくことができます。
この力が共感でないかとおもう。共感は、誰にでも訪れるであろう孤独を、乗り越える力になります。そんな共感を健康学園をとおして身につけてくれたら幸いです。

子どもの成長と「不安」
子どもの成長を阻害する大きなもののひとつに「不安」があります。
子ども本人の不安は元より、親の不安が一番大きいでしょう。不安や心配を抱えていると成長ホルモンの働きも鈍ります。
病気に関しても同じです。不安な心では自然治癒力の働きは弱く、治る病気も治らない。
子どもの成長においても、病気の治癒でも、もっとも大切なことは「不安を解消」することです。
不安を解消するには、先人の智慧から学ぶことです。先人の智慧から学び、日々の生活を楽しめば、子どもは自然に成長し、病気はいつの日か癒されます。
運命を開くコツは二つしかない、と云われる。「コツコツ」。。。
マクロビオティックは先人の叡智がつまった生活法です。自分に合ったマクロビオティックを見つけて実践すれば、子どもも大人も驚くほど元気になっていきます。



マクロビオティックこども塾2019
毎年、春と夏に行っていた親子合宿(子どものみの参加もOK)を少し広げて、1泊2日の合宿を定期的に行います。対象を小学生以上にさせていただき、原則子どもだけの参加で開催したいとおもっています。
自然とのふれあい、私とのふれあい、子ども同士のふれあいを通して共に学び成長していく合宿を目指しています。中高生、大学生も参加してくれるとありがたいです。わが家の子どもたちも一同に参加することは難しいですが、必ず数名は参加します。大人の方も数名参加くださると助かるのでぜひお願いいたします。
また今回は小学生以上の子たちができる作業や体験をしようと考えているので、5才以下の子たち(未就学児)は小学校にあがってからのお楽しみで待っていてください。ただし、もちつき、田植え、稲刈り、春と夏の健康学園に関しては年齢制限ないので何才であっても参加大丈夫です!  平成31年1月31日 磯貝昌寛


2月2・3日(土日)
☆2/2もちつき
山あそび・ツリーハウスづくり

3月2・3日(土日)
山仕事&山あそび・ツリーハウスづくり

5月11・12日(土日)
里芋・生姜の種の植付け、ツリーハウスづくり

6月8・9日(土日)
☆田植え

8月31日・9月1日(土日)
流しそうめん&竹であそぼう

10月19・20日(土日)
☆稲刈り

11月30日・12月1日(土日)
たくあん用大根の収穫・落ち葉で焼き芋

☆印は年齢制限ありません
*作業内容は変更になる場合もあります     

道場では子供からお年寄り、健康な人から病気の人、男性も女性も、多様な人たちの学びの場として活動しています。

<陰陽の話し>
・陰陽とは何か
・マクロビオティックとは何か
・桜沢如一先生について
・大森英桜先生について
・石田英湾先生について
・夢と希望
・本気を出すには
・人を好きになること
・恋と愛について
・なぜ神は人をつくったのか
・人にダマされないようになるには
・腸を調える食養のコツ
・人相と手相をよくする
*この中から幾つかピックアップしてお話しします

<マクロビオティックこども塾について>
 子どもが元気に育っていくことは、私たちにとって一番大事なことです。子どもが元気に育たない食や環境であれば、人は将来生きていけないことを意味します。
 マクロビオティックの子育ては子どもだけでなく大人も一緒に元気が湧きおこってきます。生活とはそういうものです。
 よく眠り、よく動きハタラキ、よく食べて、しっかり排泄することです。わたしたちの活動がメリハリのある陰陽です。陰陽のリズムに沿って生活していると自然と元気と本気が湧きあがってきます。
 陰陽のリズムを調える元になっているのが食です。からだに合った穀菜食の食事は心身の陰陽を調えるのです。

<正坐(瞑想)について>
 この合宿でも正坐(瞑想)を大事にしています。動くことは動かないことに比べて陽性ですね。子どもは正坐(瞑想)と遊びによって陰陽が鍛えられていきます。
 つよいカラダを作るには食と遊び(運動)、働きが大事です。よく体を動かすことで体が鍛えられてきます。一方で、心を磨き落ち着かせるには、静かに自分の内面を見つめることです。体は陽のハタラキによって鍛えられ、心は陰のハタラキによって鍛えられていきます。
 正坐(瞑想)をすることは陰陽を体感することです。陰陽を体感できると、いざという時に体は自然と動きます。危険な状況にも対応することができるしなやかな感性を育むことができます。
 この合宿では正食と正坐を大事にしています。

<健康と自由>
 健康でなければ本当の自由というものは獲得できません。今の世には健康を害するものがいかに多いことでしょうか。自然は本来、生命力を高めるハタラキに満たされているのだけれど、人間の作り出すもの、人間の行うことは、生命力を貶めることばかり。
 戦後、日本は独立したと云われますが、健康=自由と考えれば、決して独立していない。むしろ、依存心と依頼心が高まって、不健康と不自由がはびこっています。
 健康と自由を体現することは、難しいことではあるけれど、決して無理なことではありません。日本人であれば、日本の伝統的な食と生活から健康と自由が湧き上がってくるのです。

<体と心の鍛え方>
 これからの社会、私たちの身の回りの世話をロボットがするようになると云われます。現に掃除用のロボットが発売されていて、使っている人に聞くと、「キレイになるわよ~!」。これからは介護ロボット、自動運転の車(これもロボット)、家事ロボットと、生活の細部にロボットが進出してきそうです。
 これらの生活ロボットと人間は一緒に生活して、果たして私たちの健康は向上するのでしょうか。生活とは生命力を活性化させるものであるから「生活」という。ロボットの活躍はロボット自体あるいはロボット開発者自身を活性化させるかしれないが、間違いなく私たちは怠惰になって生活とは言えない生活を送るようになるでしょう。
 生活とは本来、体と心を鍛えるものです。それも楽しく、やりだしたら止まらないのが生活です。鍛えるということは楽しいことです。日々の生活こそ易行と云って、難行苦行よりも立派で大事な心身鍛錬法であるのです。

参加者からの声
 ブルーベリーをつみました。ブルーベリーをつんでたのしかったことは、高い木の上のブルーベリーをつめたことです。なぜたのしかったかと言うと、さいしょは高い木の上のブルーベリーはつめなかったけど、せのびして、とどくようになったからです。とてもたのしかったし、うれしかったです。
 きもだめしもたのしかったです。さいしょ、きもだめしに行くことがこわかったけど、だんだんおもしろくなってきて、こわくなくなりました。「おばけが出てくるかな?たのしみだな」とおもうようになりました。でも、おばけはぜんぜん出てこないので、「もう、早くおばけ出てこい」と思いました。でも、おばけはこなかったから、がっかりしました。けれど、とてもおもしろかったし、たのしかったので、すごいおもいでになりました。(東京都在住7才女子)

 今回はじめて親子合宿に参加させていただきました。
 子どもたちを見ていると、本当に色んな個性があり、それぞれの持ち味を出しながら協調していく姿に感動しました。大人になると自分を押しころしながら協調している風。。。でもマクロビオティックを続けていれば、大人になっても子どもの頃と同じように全てを受け入れ、自分も他人も大切に感じながら生きていけるような気がします。
大人だけのお話会も本当によかったです。マクロビオティックに出会うまでに、皆それぞれに悩み苦しみがあり、今も色んな悩みを抱えながら生きていますが、それらを乗り越え、幸福になるための道をそれぞれに見出すことが生きる楽しみのひとつかなと思いました。
 生きることが楽しみになることがマクロビオティックの良さだと思いました。
 おいしいお食事もありがとうございました。心と体が満たされる3日間でした。(大阪府在住30代女性)

 きもだめし、こわかった。こわくてかえりたかった。おてらのいりぐちでかえっちゃった。わくわくしてすごいこわかった。(群馬県在住6才男子)

 すごく楽しかったです。すぐ友だちができたのでびっくりしました。陰陽のことがわかりました。この合宿に来たのでさらにみんなとよく遊べるようになりました。いろいろなことに挑戦できたのでよかったです。中でもおもちつきが一番楽しかったです。いっぱいおもちが食べられました。おなかがいっぱいになりました。
 マクロビオティックについていっぱい勉強できたのでよかったです。なぜマクロビオティックがあるのかわかりました。小学校にお弁当を持って行く意味もわかりました。ここに来て本当によかったです。次の合宿にもきたいです。またよろしくお願いします。(千葉県在住 Hちゃん)

 はじめて親子で参加して一番びっくりしたことは、子どもたちが小さい子たちの面倒をすごくよく見てくれたことです。小さい子なのにさらに小さい子を思いやる心に、感激しっぱなしでした。子どもも見たことのない顔をして喜んでいる姿をみて、このようにして人は成長していくのだと感心する事ばかりで、大人がすごく学ばせて頂きました。ケンカをしながら思いやりながら、陰も陽も両方あって育っていくのですね。
 川遊びや山登り、畑仕事など自然の中でおもいっきり体を動かし、いい空気をいっぱい吸い込んでとても心地よく眠れました。
 毎回おいしいご飯で、子どもも私もパクパク幸せに頂きました。味付けや素材の良さをひき出した仕上がりに、作り手としても刺激をいただきました。
 生活リズムについても、普段からこのような日の動きと同じく過ごすことの大切さを体感し、家族の生活リズムを整えていけたらと思いました。素直で伸びやかなお子さんたちに囲まれて、とても楽しい時を過ごさせていただきました。ありがとうございました。(東京都在住 Kさん)

 3日間の中で最も楽しかったのは基地作りです。六人で協力して、板をのこぎりできったり、「トントン」くぎをうったりして基地を作ったことです。基地の中で一番高いてんぼう台は風通しがよく、気持ちよかったです。2日目に行った川は最初はつめたかったけど、なれたらだんだん気持ちよくなってきました。くつがふつうの運動ぐつだったので、くつをぬいで入ったら川のそにある石や岩、川ぎしにある石や岩で足のうらがすごくいたかったです。
 1日目と2日目の夜にやった「きもだめし」は「いそ貝さん」のお父さん(おじいさん?)が骨ごとうまっているのでおはかまでいって「手をあわせて帰ってこい」といわれて、そこらのおはかにてをあわせて帰ってきました。(注釈、骨ごと眠っているのは磯貝昌寛の曾祖父です。父はまだ健在ですよ(笑)!)
 2日目は花火が見えたとほかの人は言っていたけど私のグループは見えませんでした。ざんねんです。もう一つは朝、ごはんの前に、マラソンをしました。1日目はみれいちゃんといっしょに歩きました。2日目はかよこちゃんといっしょに走りました。私は5位でかよこちゃんは4位でした。夜はこそこそおしゃべりしている間にねむくなってきてねてしまいました。3日間を通していろいろなことを学びました。ほめ日記、どこかがちょうしわるいときにしんこきゅうをしながら、その部分にやさしい言葉をかけるといいと聞きました。自分のことをせめないでこれからもがんばろうと思います。(茨城県10才女子)

 今年一番の暑さの中での合宿でした。異常が平常になりつつある日本と世界で、あの暑さの中、ダレひとり熱中症になることなく、機嫌を損ねることも無く、もちろんケガもなく、元気で過ごせたことは、眞利枝先生も最後に仰っておりましたが、マクロビオティックの素晴らしさだろうとおもいます。
 合宿では毎回、さまざまな物語が生まれます。言葉にならずとも、子どもたち大人たちの一つひとつの細胞に刻み込まれます。
 人が人間として成長するには必ず同志が必要です。同志とともに一緒に同じ釜の飯をいただくこと、布団を並べて眠ること、一緒に泣き笑い、お墓で身震いすること、どれも本当の人間になるアソビです。
 この夏もまた、わたしの細胞にもみなさんとの健康学園の想い出が刻まれました。ありがとうございます。
*広島の山口眞利枝先生がお孫さんと一緒に参加されました!(群馬県30代男性)

 今回、家族を口説いての参加。2日目の温泉に行く車内で「群馬に来て良かった!」という声を聞けた事が心から良かったと思いました。(ミッション完了!)私がいつも感じている幸せを同じ様に感じることができる時間を過ごせたら、私の日々の言葉、行動が素直に受け入れることができるだろうな~と思っていたので、よいきっかけになりました。
 この3日間、リラックスできる空間、人、楽しい時間、すべての出会い経験が必然とするならば、自分自身が何を考え、何を選択するかで未来は自分次第で自由自在!ほんとうにすごいことにつながるな~と思いました。「食を正せばうまくまわる」「自然に寄り添うと心と体が喜ぶ」この合宿では気づくことがたくさんあり、学び多く感謝でいっぱいです。
 合宿でのお食事の美味しさは最高でした。磯貝先生、安竹先生のお話しもしっかり響きました。ありがとうございました。また来たいです。
素敵な春休みになり、新年度がまた楽しいものに変わっていきそうです!(愛知県在住 40代女性)  

 今回、この合宿に来てさまざまなことを学んで、自分が人生をおくるためにとても役立つと思います。
 最初、自分はこの合宿にはあまりよい印象を持っていなく、仕方なく行くことにしました。しかし、実際に来てみると、友達もたくさんできて、「もちつき」や「よもぎ摘み」などのめずらしい体験ができてとても幸せです。
 朝昼夜、出てくるごはんがとてもおいしくて感動しました。ごはんを食べていて思ったことがあります。自分の将来の夢はシェフで「マクロビのシェフ」もいいかなーと思いました。
 先生のお話しも興味深く面白かったです。(愛知県在住 10代男子)

 遊んでくれたりご飯を作ってくれてありがとうございました。朝、マラソンをしました。どっちも1位だったのでうれしかったです。いっしょうけんめい走りました。夜はきもだめしをしました。全然こわくなかったです。逆におもしろかったです。最後の日のそうじは流れてきた落ち葉を袋に入れてゴミに捨てる掃除をしました。落ち葉がたくさんあって疲れました。でも掃除の仕方が勉強になりました。ありがとうございました。(北海道在住 7才男子)

北海道から沖縄まで全国から多くの方が健康学園に参加されました。ありがとうございます。